デザインをする時はいつも、クライアント、ユーザー、クリエイター、みんながハッピーなShare The Happinessを目指してる。
しかし、クライアントが好むものは、クライアントやユーザーのためにならない時があり、“客の好むものも売るな。 客のためになるものを売れ。 “と、経営の神様、松下幸之助氏の教えが脳裏に浮かぶ。
留学支援も、生徒の求めることを追求して生徒満足度を向上する一方で、学ぶために留学してるのに日本語での過剰サービスは生徒のためにならないと葛藤してきた。
クリエイティブ支援のジレンマは、お寿司にケチャップをかけるように、デザインを台無しにしたがるクライアントに自分達は何ができるか。
もったいなくても好きなように食べて喜んでもらえたらいいとも思うし(その方が仕事は簡単)、お寿司のおいしい食べ方を知ってもらいたいとも思う。
日本人ならお寿司にケチャップをかける外国人がいたら愚行と怒る人もいるもしれない。でも外国人はお寿司の食べ方を教わったことがなく、おいしい食べ方を知らないからそれは仕方ない。悪いことでも恥ずかしいことでもない。ただ、素直に料理人がおすすめるお寿司を食べ方をしてみたらいいだけだ。味が薄いと感じたら、ケチャップをかけるのではなくて、味が薄いと感じると相談してみたらいい。そのうちおいしい食べ方がわかってくる。
デザインにおいてクライアントは外国人であることをどうやったら気づいてもらえるかにヒントがありそうだ。
参考:デザイナーとノンデザイナーの見えている世界の違い