お寿司にケチャップをかける人 2

お寿司にケチャップをかけてしまうクライアント(自分でデザインしてしまうクライアント)を、クライアントのせいだけで片付けたらクリエイターの能力も幸せも向上しない、世界は美しくならないと考え、いつもChange The Future《未来を変える》アイデアを探してる。

ちなみに、デザインに限らず、問題を他人や物や環境のせいにせず、原因は自分にあると捉えると、未来が変わることはある。逆に、自分のせいにしすぎずないことで、幸せになれることもある。この話はまた別の機会に。

話をデザインに戻すと、デザインをちゃんと勉強してない人(勉強したつもりの人を含む)ほど、自分でデザインしたがる。デザインを提案すると、この空白にこれを置いて、ここに線をひいて、、、と事細かに指示がある。抽象的で優柔不断なクライアントより遥かに仕事をしやすい。たぶん仕事のできる優秀な人で、この人の熟知した専門分野ならリーダーを任せたいぐらいだ。ただ悲劇は、デザインのことは全くわかってないということ。

懐石料理のリクエストがあったから新鮮な素材を厳選し伝統のレシピで緻密に計算した懐石料理を作ったのに、お刺身は焼いてコンビニのソースをかけてお赤飯とごちゃ混ぜにして、賄い料理にしてしまうようなものだ。サッカークラブで、サッカー経験のないオーナーが、現場介入し監督や選手になってプレーしてしまうイメージでもいい。

言われた通りにするのはアマチュアでも簡単にできる。ただ、その指示は、デザインの教科書的にはやってはいけないことばかり。できることならば避けたい。直接その指示を書いた人と話して聞く耳を持つ相手の時はまだいいけど、そうでない時に苦労する。プライドを傷つけないように、さりげなくこのブログを読んでもらえるといいかもしれない。

懐石料理について知ってもらうことで、作る人も食べる人も幸せなはずだ。料理をするなと言っているのではなく、料理を勉強してない人の料理は自宅で家族に作ればいいし、いきなり公式戦ではなく友達と草サッカーを楽しんだ方が幸せになれるのではというお話。

ちょっと説明したら理解できる人、やってみたらやっぱり最初の方がよかったと時間をかけたら気づく人、どうにも止まらない人。

この国をデザインの価値をわかる国にするためにチャレンジは続く。