Shorai Sans登場 〜Font(フォント)を買う意味

服なんて肌を隠せたらなんでもいい、文字なんて読めたらなんでもいいというタイプの人には全く共感できないだろうけど、今日は有料フォントを購入した体験談をお届けする。

みんながコンピュータで無意識に使っているフォント(=デザイン施された文字のセットのこと)は、無料と有料のフォントがある。OSに付属されているフォントもお金を払っている意識はないかもしれないけど、OSにライセンス料が含まれていると考えるのが妥当だ。

欧文フォントメーカーMonotypeが開発した『Shorai Sans』(https://shorai-sans.net/) が発売されたので早速購入をしてみた。U23でも愛用している欧文フォント『Avenir』の日本語版とも言うべき和文フォントで、幾何学的でありながら手書きの温かさも感じる。10ウェイト(=太さの種類)ある日本語の美しいフォントは貴重で大活躍の予感がする。デザインを学んだ人ならわかると思うけど、デザインはフォントで劇的に変わる。

気になるお値段は、Shorai Sans Font Family(10ウェイトセット)の価格は131,868円。期間限定発売記念60%Offキャンペーンと海外サイトのプロモーションを適用して、40,000円ちょっとで買うことができた。

フォント開発者の費やした時間やAXIS Fontが7ウェイトセットで130,000円ぐらいなのを考えると格安に感じる。一方で、無料のNoto SansやMacに標準でインストールされているヒラギノ、Adobe Creative Cloudに契約しているから追加料金なしでAdobe Fontと比べたら高価な買い物に感じる。

だが、一流を目指すなら仕事の道具はけちってはいけない。これは2003年からU23を経営して学んだ教訓だ。買ったのは美しいフォントだけでなく、デザインと共に生きる覚悟。

フォントにこだわったデザインの依頼はU23 Design Factoryへ