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10種類のロゴの事例

ロゴってどんな種類があるんですか?という質問にお答えし、代表的な10のロゴのタイプを紹介する。どんなロゴが良いかは、ケースバイケースなので、信頼できるプロのロゴデザイナーに相談すると良い。

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Wordmarks (logotypes) ワードマーク(ロゴタイプ)

ワードマークまたはロゴタイプとは、ブランドの名前で構成されるフォントベースのロゴのこと。キャッチーなネーミングとブランドに合ったタイポグラフィを組み合わせることでブランディングを高めることができる。

こんなブランドにおすすめ:

どんな媒体でも汎用性が高いため、様々な業界で使いやすい。特にブランドが認知されていない新規事業やスタートアップに適している。ファッションブランドであればエレガントさファンシーなイメージのフォント、士業や行政機関なら知的な印象や真面目な雰囲気のフォントが好まれる。

名前が長すぎると雑然とした印象になるのでネーミングも重要。シンプルさは究極の洗練で、短いネーミングをすることで、より大きく名前を表示し、視認性を高め、見る人にインパクトを与えることができる。

長所

・モバイルや名刺など狭いスペースで最大限に大きく名前を表示できる

・名前が明確で覚えやすい

・耐久性が高く時間の経過に伴う変化や変更が少なくて済む

・どんな媒体でも使いやすく汎用性が高い

短所

・フォントだけでブランドのイメージを伝える必要がある

・シンプルであるが故に、デザイナーのセンスが求められる

ロゴタイプの例

Google, VISA, Disney, Coca Cola, FedEx,  NETFLIX, Dior、Facebook, Yahoo, Sony, Canon, Panasonic, Toshiba, Asahi, TOTO

Monogram logo (lettermarks) モノグラムロゴ(レターマーク) 

モノグラムロゴまたはレターマークとは、文字で構成されたロゴのこと。通常はブランドのイニシャルが用いられる。タイポグラフィをベースにしたロゴで、数文字でデザインし、ブランド力を高めることができる。

こんなブランドにおすすめ

名前が長いときに、頭文字を使って短くすることで、デザインをシンプルにできる。例えば、IBMとInternational Business Machines Corporationを比較すると、どれだけスペースを節約し、呼びやすく、覚えやすいか、一目瞭然。どんな媒体でも汎用性が高く、特に新規事業やスタートアップに適している。

長所

・複雑で長い名前をシンプルにできる

・狭いスペースでもフィットして大きく名前を表示しやすい

・名前が明確で覚えやすい

・どんな媒体でも使いやすい

短所

・他のロゴと似てしまう可能性がある

・複雑なデザインにすると読みにくくなる

・フォントだけでブランドのイメージを伝える必要がある

・シンプルであるが故に、デザイナーのセンスが求められる

レターマークの例

IBM (International Business Machines)、HP(Hewlett-Packard)ヒューレッドパッカード、CNN (Cable News Network)、NASA(the National Aeronautics and Space)、KFC (Kentucky Fried Chicken)、LV(Louis Vuitton)

Pictorial marks (logomark / logo symbols) ピクトリアルマーク(ロゴマーク/ロゴシンボル)

ピクトリアルマーク、または、ロゴマーク、ロゴシンボルとは、絵文字のアイコンやグラフィックベースのロゴのこと。ロゴマークは、表現の仕方が重要で、社名を伝えたいのか、サービスやプロダクトを説明したいのか、もっと深い意味を持たせたいのかよく考える必要がある。

こんなブランドにおすすめ

グローバルビジネスに最適で、言語や文化の違う人々に、ヴィジュアルでブランドアイデンティティを伝えことができる。ピザのロゴマークのピザ屋さんが業種を変更してハンバーガー屋さんになったような時に、ピザの絵文字のロゴマークだと不都合が出るので注意が必要。

長所

・最小限のスペースで最大限のインパクトを与えることができる

・独創的なデザインが可能で感情や主張を表現しやすい

・アイコニックで記憶に残りやすい

・シンプルなためどんな媒体でも使いやす

短所

・ブランドの認知度が低い場合、ロゴマークだけでは名前がわからない

・シンプルであるが故に、デザイナーのセンスが求められる

ロゴマークの例

Apple、Twitter、シェル石油、WWF、Domino’s Pizza、SnapChat、FireFox

Abstract logo marks アブストラクトロゴマーク

アブストラクトロゴマークとは、林檎や鳥の絵文字ではなく、幾何学的なグラフィックデザインの抽象的なマークのロゴのこと。

例えば、NIKEのロゴマークはスウッシュと呼ばれ、ピューンと音をさせる意味で、勝利の女神ニケの翼をモチーフとし、動きと自由を表現している。Pepsiのロゴは、赤、白、青でアメリカの国旗を表し、地球の磁場、風水、地球力学、相対性理論、黄金比なども表している。

こんなブランドにおすすめ

ブランドの認知度が高く、複数事業を展開する大企業に適している。認知度が低い場合、ロゴマークだけでは企業の名前がわからないので適さない。

長所

・特定イメージや意味に制限されることなく色や形を通して柔軟な発想でユニークな表現ができる

・最小限のスペースで最大限のインパクトを与えることができる

短所

・解説を聞かなければ何かよくわからないことがある

・シンプルであるが故に、デザイナーのセンスが求められる

抽象的なロゴマークの例

NIKE、Pepsi、MasterCard、MItsubishi、PlayStation、MasterCard

Mascot Logo マスコットロゴ

マスコットロゴとは、イラストキャラクターを使ったロゴのこと。カラフルで、漫画のような、楽しいマスコットがブランドらしさを表現する。WendysのウェンディやKFCのカーネル・サンダースがアンバサダーのように宣伝してくれる。

こんなブランドにおすすめ

子供や家族にアピールしたいブランドに最適である。BtoBやハイエンドユーザー向けのブランドには幼稚で避けた方が良い。

マスコットロゴの例

Wendy’s, KFC, Pringles, Michelin, Jollibee

長所

・ユニークなマスコットは記憶に残りやすい

・楽しいマスコットは親しみやすい

短所

・イラストを描くのが難しい

・モバイルの小さな画面や名刺ではブランド名の表示が小さくなる

・細かいマスコットキャラクターは綺麗に表示や印刷されないかもしれない

Combination Mark コンビネーションマーク

コンビネーションマークとは、ワードマークやレターマークの文字のロゴタイプと、ピクトリアルマークやアブストラクトマークの絵のロゴマークを組み合わせたロゴのこと。文字と絵を横や縦に並べたり、重ねたりして一体化させる。

こんなブランドにおすすめ

名前とアイコンが結びついているため、覚えてもらいやすく、汎用性も高く、新しいブランドを始める時に適している。ブランドが浸透すれば、将来はロゴタイプなしの、ロゴマークだけにすることもできる。

コンビネーションマークの例

Burger King、RedBull、ROLEX、HERMES、CHANEL、LACOSTE、Toyota、Honda

長所

・絵と文字で見る人にわかりやすく覚えてもらいやすい

・ロゴマーク、ロゴタイプ、コンビネーションを使い分けできる

・ロゴタイプまたはロゴマークだけより商標登録しやすい

短所

・ロゴマークとロゴタイプの二つの要素を考える必要がある

・媒体によりロゴの配置が難しい場合がある

・自社、他社ともに、どれを使うか混乱を招くリスクがある

Emblems エンブレム

エンブレムは、コンビネーションロゴのようでもあり、勲章、紋章、家紋のような絵の中に文字が含まれているロゴのこと。伝統的なタッチで、細部まで綿密にデザインされたロゴ。

こんなブランドにおすすめ:

伝統的な価値観や信頼感、堅固さを連想させたいブランドに適している。政府機関、大学、学校、クラブチーム、行政機関、大規模組織、自動車会社、飲料会社などによく使われる。

エンブレムの例

Manchester United、Harley-Davidson、Starbucks、Warner Bros Picture, STELLA ARTOIS

長所

伝統を表現したい場合に最適

非常に複雑なため類似のロゴを作るのは困難

伝統的なブランドであれば最適

短所

現在のトレンドはシンプルで、Less is moreの原則に反している

複雑なため小さなモバイルや名刺で表示や印刷が難しい

Letterforms レターフォルム

レターフォルムとは、レターマークをよりシンプルにしたもので、1文字のみでデザインされたロゴのこと。ユニークでインパクトのある印象に残るフォントを選ぶ。

こんなブランドにおすすめ

長いブランドの名前はスペースを無駄に使い、覚えにくいので、頭文字だけにすることでシンプルになる。ブランドの認知度の低い企業には適さない。

レターフォームの例

Beats、MacDonald、Tesla、Unilever、WordPress

長所

書体、色、背景を工夫することでアイデンティティを表現できる

限られたスペースで大きく表示できる

短所

一文字のロゴでシンプルなため、デザイナーのセンスが求めれる

ブランドの認知度が高くない場合、名前がわからない

Contoured Words コントゥアードワード 

コントゥアードワードは、ロゴタイプやレターマークと似ている。

幾何学的なシェイプ(図形)の中に、ブランド名をデザインした輪郭のあるロゴのこと。フォントに加え、シェイプが与える印象を利用して、ブランドのアイデンティティを表現する。

こんなブランドにおすすめ

ロゴタイプやレターマークより、輪郭で印象を伝えやすい。丸は、親しみやすさ、完全性、永遠などを表現し、四角は、信頼性、安定性などを表現できる。多くの家庭用ブランドが採用しており、入手しやすさ、手頃な価格、快適さな印象を与えたいブランドに向いている。ブランドの約束事を主張したい時に適している。

コントゥアードワードの例

IKEA、BBC、SAMSUNG、LEVI’S、UNIQLO、NISSIN

長所

・シェイプをデザインに取り入れることで、印象を伝えやすく、親しみやすくなる

・色がつく面積が広いため、ブランドカラーを印象付けやすい。

短所

・余分なスペースが必要なため、様々な媒体で配置するのが難しい

・図形と文字のコントラストを美しくデザインするのが難しい

Dynamic logo or Adaptable logo ダイナミックロゴ/アダプタブルロゴ

ダイナミックロゴ/アダプタブルロゴとは、動きや文脈に応じた柔軟な形の変化が特徴のロゴのこと最もモダンなロゴの一つ。

こんなブランドにおすすめ

革新性、変化、進化、多様性、動きを表現したいブランドに使用される

ダイナミックロゴ/アダプタブルロゴの例:

RIO 2016、CITY OF MELBOURNE、AOL

長所

・新しさがある

短所

・形や色が複雑で印刷に適さない

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